メディアコンテンツ研究会―活動報告
本会はサブカルチャー、マイナーカルチャー全般に知的好奇心を持つ人々が集まって、                                   評論・情報系の合同誌『SUB & MINOR』を発行することを目標としています。

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次号特集 《残念なヒーロー/ヒロイン》
お久しぶりです!!!

昨日、夏コミ申込が〆切ましたね。
当落は時の運。
静かに待つことにしましょう。

閑話休題。
少し間があいてしまいましたが、今夏新刊を出す予定です。
近年、アニメ、マンガ、ラノベ等のメインキャラクターの性格に見られる

  《残念系》のヒロイン/ヒーロー

について考えてみます。
以下に企画(案)の詳細を掲げましょう(ここまで、文・ならざけ)。


☆::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆


主たる目的:『〈残念〉の変遷』
一人の、あるいは複数の魅力ある異性から好意を寄せられる二次元登場人物は、しばしば〈残念〉に描かれる。ここにはむろん、作品全体を盛り上げるラフメイカーとしての役割が存在する。それに加えて、〈創り手〉が〈消費者〉に好感を持たれるように世相を忖度し、他人ではなく作中の自分の分身として感情移入しやすい配慮として解釈する事も可能であろう。本特集ではまもなく放送される『僕は友達が少ない』のアニメ版第二期の放送をメインに意識しながら、「ヒットする残念ヒロイン/ヒーロー」とはどのようなものか。

1.時代的変遷
藤子不二雄作品(少年の共感を呼ぶ学校成績不良者。しかし漢気には溢れる)~うる星やつら世代(女にだらしがない=三枚目、コミュ力に溢れる。「男らしくない」という文脈ではアムロも該当)~現在のおひとりさま世代(なにか取り柄があるもコミュ障。ハルヒや「ソロ」を定着させたキリトさん)

2.時代背景の考察
世相的な背景が作品に及ぼす影響、また、ヒット作品が〈消費者〉をどのように変質させたか。

3.登場人物解説(再解釈)

以上を特集の基本とする。

従たるテーマ:『〈消費者〉の「見る作法」は進化する』
本来は感情移入し、自分がなり切って楽しむべきヒーロー、ヒロインを遥か彼方に対象化し、嫉妬の対象にするのは、明らかに従来の男性ユーザーよりも女性ユーザーの鑑賞作法といえる。こんにちの残念ヒロイン/ヒーローとは、ここ10年~20年で圧倒的に増大した女性ユーザーの鑑賞作法の共有化の影響下にあるのではないか、という提言を行いたい。

インターネット掲示板やブログ、ニコニコ動画のコメント、また薄い本を通した個々の主張等により、2000年以降の二次元ユーザーは、以前よりも遥かに作品に対する感想をリアルタイムで共有できるようになった。そこでは棲み分けがなされるというよりも、むしろ積極的に、相互に鑑賞ポイントを交換し、共有しあう方向性にあるであろう。
男同士の友情が理解できず、愛情や肉欲として理解してきた女性ユーザーの目線を今日では男性ユーザーも「ウホッ!」「ッアー!」というキーワードを通して楽しんでいる。本誌創刊号で特集を行った「男の娘」ブームにしても、従来からあるホモセクシャルやバイセクシャルという圧倒的マイノリティの潮流が突然にメジャーの舞台に取り上げられた、とは考えにくい。それよりも、多数派であるノンケのユーザーが二次元世界における鑑賞対象として女装しているオトコを楽しむ〈作法〉を獲得した結果である、と考えた方が自然であろう。

二次元コンテンツの消費者の鑑賞作法は、異質なものを柔軟に取り入れて進化する。近年の残念ヒロイン/ヒーロー作品には急速に取り払われた性差の垣根の影響下にあるのではないか、という提言を表向きではない特集テーマとして提言したい。


(文・角屋玄造)
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[2013/02/20 13:09] SUB & MINOR | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |

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