メディアコンテンツ研究会―活動報告
本会はサブカルチャー、マイナーカルチャー全般に知的好奇心を持つ人々が集まって、                                   評論・情報系の合同誌『SUB & MINOR』を発行することを目標としています。

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    中性的なるものへの欲望〔さへーのコラム6〕
    美しさのパターンとはなんだろう。

    「女らしい女性」は、その一つだろう。

    もちろん「女らしさ」は単一的な価値観ではないが、私たちは個々の基準でそれを感じることができる。

    これは「男らしい男性」にも同じことがいえるだろう。

    しかし世の中には、「中性的なる」美しさも存在する。

    「男らしい女性」と「女らしい男性」である。

    両者は前記した二つと同じ、「男らしさ」「女らしさ」を志向しているにも関わらず、それらとは全く違う危うさに美しさを感じる。

    メディアコンテンツにおいて、男装の麗人は男性としてでも女性としてでもなく、男装の麗人として美しい。

    女性が女性として美しいものと一線を画している。

    男の娘も同様である。

    中性的なるものを、様々に表現してきたのだ。

    手塚治虫作品や初期の少女マンガ作品には、この中性的なるものが多く登場する。

    両性具有はその最たる表現であろう。

    そして70年代ごろから、女体化という危うい性が登場する。

    『らんま1/2』の主人公・らんまは、武骨で硬派な男性だが、女性の時もそのままの性格であるため、端からみれば勝ち気で粗暴な女性に見える。

    「男らしい男性」から「男らしい女性」へ、揺らぎ続ける。

    また入れ替わりキャラクターたちは、「男らしい女性」と「女らしい男性」であることが多い。

    彼らは入れ替わりを経ることで、「男らしい女性」と「女らしい男性」から「男らしい男性」と「女らしい女性」へと転換することになる。

    これもまた、異性化する身体という不安定さと、それ故の美しさを描く表現形式である。

    「Sub&Minor」2では、特集をこの女体化として取り上げる。

    前号の男の娘と合わせてお読みいただきたい。

    (文・さへー)
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    [2011/06/24 21:11] 女体化 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |

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